厚生労働省は8日、サラリーマンに扶養されるパートら短時間労働者が加入する厚生年金の要件を「労働時間週20時間以上」に一本化する方向で調整に入った。
賛否両論あると思いますが、健康保険・厚生年金保険に加入したくない場合は、労働時間を週20時間未満にすれば良いだけです。
今までは、時給1,000円×週20時間×4週=80,000円
これからは、時給1,000円×週18時間×4週=72,000円
時給の高い職場なら、時給1,100円×週18時間×4週=79,200円
一時的に収入は減少しますが、子どもが大きくなるなどして働ける時間が増える時が来るかも知れません。
無理に長く働くよりも、可能な範囲で働いて自分や家族の為に時間を使った方が良いと考える人もいるでしょう。
社保に加入して将来の年金を増やしたいと考える場合は、労働時間や月額を気にすることなく働けます。
人それぞれ事情があり、働き方も違ってきます。
「壁」が無くなれば働き方を選べるようになります。
ただし、保険料率も見直してほしいです。
栃木県の場合、健康保険料9.79%、介護保険料1.6%、厚生年金保険料18.3%
個人負担は半分になるので、40歳以上の場合、(9.79+1.6+18.3)÷2=14.845%
単純計算で、月額10万円で14,845円の保険料となります。(実際は等級ごとの保険料になります)
同額を雇用主が負担することになり、雇用の問題も出てきます。
高い、高すぎる。
だからみんな社保に加入したくない、社会保険料を払いたくない、社保加入のない労働者雇用を考えるのだと思います。
社会保険の第3号被保険者は今の時代に合わなくなり、いずれ廃止になるのでしょうか。
第3号の位置付けが無くなった場合、納付義務が生じた方は現在の第3号被保険者との間で不公平を感じるでしょう。
子育てや介護などで働けない方もいます。
子育て支援と言う名の給付・手当よりも、子育てをしている家庭の負担を減らすことが重要だと思います。
お財布に入ってくるお金はうれしいですが、お財布から出ていくお金はそれ以上に嫌なものです。
社会保険の第3号が無くなってもそれに代わるものは用意してほしいです。
全ての方にとっての平等・公平を求めるのは難しいですが、歩み寄り、納得できる社会になるといいと思います。
あと、健康保険料に含まれる「後期高齢者医療支援金(特定保険料)」は今すぐにでもなくしてほしいです。
こんなにも税金、保険料の負担があると景気は上がらないです。
※イラストはイラストACからお借りしました