ウクライナ アメリカの和平案

トランプ米政権からロシアとの和平案を提示されたウクライナのゼレンスキー大統領は21日のビデオ声明で、「われわれは(米国を)説得し、代替案を提示する」と表明した。米和平案はウクライナに領土割譲や軍備縮小を課すなどロシアの要求に強く沿った内容だとされる。ゼレンスキー氏は米和平案への不満を示唆した形だ。

一方でゼレンスキー氏は「われわれは(米和平案を受け入れて)尊厳を失うか、あるいは重要パートナー(米国)を失うかの困難な選択に直面している」とも述べ、米国の説得は容易ではないとの認識も示した。その上で、解決策を模索するため米国や欧州と協議を進めていくと説明した。

ゼレンスキー氏は同日、フランスと英国、ドイツの3カ国首脳と合同電話会談を行い、米和平案を協議した。ゼレンスキー氏は和平に向けた米国の努力を評価するとしつつも、和平案は「尊厳ある平和を確保するものであるべきだ」と強調。「われわれは(ウクライナの)原則的立場が考慮されるよう緊密に連携していく」と述べた。

ゼレンスキー氏はさらに、バンス米副大統領や北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長、欧州連合(EU)のコスタ大統領らとも電話会談を実施。和平案についてウクライナと米欧が高官級協議を進めることで合意したと発表した。

配信 産経新聞

 

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*イラストはイラストACからお借りしました