みかも山公園西口「みかもハーブ園」

みかも山公園西口にある「みかもハーブ園」に行ってきました。

みかも山公園は三毳山全体を利用した公園で、自然散策路が整備され、ウォーキング派にも花見派にも家族みんなで一日中楽しめます。
公園内を走る乗り物、フラワートレインで移動することができ、東口の岩舟町側、南口の藤岡町側、西口の佐野市側のどこから入園しても自由に行き来できます。
山に登ると子ども達が楽しく遊べるわんぱく広場、関東の富士見百景に選ばれた富士見台、カタクリの群生地、かたくりの園もあり四季折々の花が園内に咲きます。

上の写真は「ネムノキ」です。

ネムノキ

ネムノキは樹高8mほどに育つ落葉高木です。枝は横に張り、夏には羽状複葉を広げて心地よい緑陰をつくります。葉は夕方になると閉じ、その姿が眠りにつくように見えるところからネムノキの名前がつきました。

開花期:6月~7月

エキナセア

エキナセア

エキナセアは、花の中心部がクリのイガのように球状に大きく盛り上がり、そのまわりに細長い花弁が放射状に広がります。くっきりした花形で存在感があります。

開花期:6月中旬~8月

ベルガモット

ベルガモット

ベルガモット(モナルダ)は、北アメリカのケベックからミシガンに分布している多年草。和名でタイマツバナと呼ばれるように、松明の炎を連想させる花を咲かせます。「モナルダ」は発見者でもある植物学者のニコラス・デ・モナルデスからつけられた名前です。

アロマテラピーとして精油で利用されるベルガモット(ベルガモットオレンジ)とはまったく別物ですが、若い葉がベルガモットオレンジの香りに似ているため、ベルガモットと名付けられました。

開花期:6~9月

メキシカンセージ

メキシカンセージはメキシコ原産の多年草。セージの仲間で、学名はサルビアレウカンサ、日本ではアメジストセージとも呼ばれています。

薄紫のビロードのような花穂は、晩秋にかけて下から順に花を咲かせながら、長いもので30㎝以上の長さにもなります。

開花期:10月~11月

コバルトセージは、コバルトブルーの美しい花を夏の終わりから秋にかけて咲かせる宿根草のサルビアです。

冬は地上部分が無くなりますが、春に芽吹き、大きく育てると1m以上になります。

開花期:8月~10月

コバルトセージ

レモンタイム

レモンタイムは地中海沿岸が原産のハーブです。タイムというハーブの中でも、レモンの香りがする種類を指して「レモンタイム」と呼びます。

タイムには上に伸びる立性のものと、地面を這うように伸びるほふく性のものがあり、レモンタイムは立性です。

開花期:4月~6月

レモングラスはイネ科オガルカヤ属の多年草。稲のように長く鋭い葉を伸ばして育ち、大きくなると草丈は1mを超えるほどになります。

シトラールというレモンと同じ成分があるので、レモンに似た爽やかな香りが特徴です。

熱帯地域が原産なので暑さや湿気には強いですが、逆に冬の寒さには弱いため寒くなると地上部は枯れてしまいます。

レモングラス

マーレイン

マーレインはヨーロッパの地中海沿岸から東アジア、アフリカの北部原産で日本には明治時代に伝わり、現在では日本各地で野生化し自生しています。

茎は直立して、先端に黄色の花を穂状に多数つけ、草丈は2mを越すこともあります。

こぼれ種で次々と増えるので、必要以上にはびこらないように管理が必要です。

開花期:7月~9月

コウヤマキ (高野槙) 、ホンマキ (本槙)

コウヤマキは、ヒマラヤスギやナンヨウスギと並んで世界三大美樹のひとつに数えられています。

日本の固有種であり、コウヤマキ(高野槙)という名は高野山に多くみられることが由来です。

高さは20~30mほどが一般的ですが、中には40mを超える大きなものも存在します。

コウヤマキ

ミモザの木

〝ミモザ〟は本来〝オジギソウ〟の学名。葉っぱがオジギソウに似ていたので、ヨーロッパの人たちはフサアカシアのことを「ミモザアカシア」と呼ぶようになったそうです。

私たちが思い描くあの黄色いぽんぽんの花は、アカシアの花なのですね。

お花屋さんや庭で目にする「ミモザ」の正式名称は、「○○アカシア」が正解で、「ギンヨウアカシア」「パールアカシア」「フサアカシア」などがあります。

ミモザの種。初めて見ました。

太陽の光がじりじりと身体にダメージを与える季節です。

帽子やタオル、飲み物を用意して、熱中症に気を付けながら花の散策を楽しみたいですね。