「異次元の少子化対策」として、児童手当については
①所得制限の撤廃
②現行制度中学生まで → 高校生まで支給
③第3子以降への増額(月3万円)
などが喧伝(けんでん)されています。
どうして、あれこれややこしい制度を考えるのだろうか。
特に③の第3子以降への増額(月3万円)です。
現在の児童手当では、高校卒業に相当する年齢(18歳の誕生日の直後の年度末)以下で、一番年長の子どもを「第1子」と数えます。
つまり、三人子供がいても一番上の子が18歳を迎えると翌年からは二番目の子が第1子になります。当然、三番目の子は第2子です。
児童手当のルールでは、三番目に生まれた子供がずっと第3子ではないのです。
「第3子以降への増額」とだけ聞くと、いいね!と感じますが、実際の中身は違うんです。
財源の問題で無理なのか、子育てをしていない人に「いいわねぇ」と思わせるためなのか分かりません。
でも、
三番目に生まれた子供はずっと第3子でいいんじゃないかと思います。
※イラストは「イラストAC」からお借りしました。