モモと灰色の男たち
Momo and the Gray Men
灰色の男たちに奪われた人間の時間を、モモという少女が取り返すお話です。
物語の中に登場する「灰色の男たち」は、「時間を節約して貯める(将来のために今を犠牲にする)」という考えを人々に植え付け、人間から時間を奪いました。
ここで、疑問が出てきます。
① なぜ、モモからは盗めなかったのか?
② 便利になり無駄をなくしたはずなのに、その時間はどこへ行った(消えた)のか?
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① モモから時間を奪うことができなかったのは、「時間は、倹約(節約)しようとする人からしか盗めない」から。
② 便利になっても「空いた時間」ができないのは、「『効率』が次の『忙しさ』を呼ぶ」から。「文明のパラドックス」というらしいです。
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現代において、空いた時間が吸い込まれる最大の場所は「画面の中」かも知れません。
SNSやアルゴリズムは、私たちがふとした瞬間に手に入れた「空白の時間」を、一瞬で「刺激的な情報」で埋め尽くすように設計されています。
これはまさに、灰色の男たちが人々の時間を盗み、それを「葉巻」にして吸い尽くしている姿と重なりますね。

